第82回全国高校選手権

2004年1月12日東京 国立競技場 14時00分キックオフ

国見(長崎)vs 筑陽学園(福岡)




決勝開始です。

うつむくなよ〜振り向くなよ〜。の永遠のテーマソング。
私が子供の時からの憧れの舞台です。その当時は芝生が茶色でしたが。

この国立でプレーすることはプロのなかった時代ではある意味サッカーの頂点として考えていた時代でもあったのです。

プロのできた今の時代でも高校サッカーの決勝が満員になるなんて凄いな〜と感じました。

そんなわけで、息子達とその友達達を引き連れて国立までやってきました。

帝京高校古沼先生と帝京大学元監督廣瀬さんにも偶然お会いできたし、その他友人の選手や監督さん数名とも新年の挨拶ができて、、よかったかな。

実は2回戦の国士舘 0−3 初芝橋本 、星 陵 4−1 南宇和
3回戦 岐阜工 7−2 成立 、初芝橋本 2−25PK4 星稜 と1人で2日間駒沢へ足を運んでもいました。
この試合もかなり自分自身収穫の多い試合でした。
特に3回戦の4チームは築陽と比べても遜色のない高校生チームとしては十分に鍛えられたチームでした。
うちのFC八ヶ岳でも参考になる事だらけで、この辺は決勝よりも毎回でずか3回戦あたりが宝の山と思って見に来ています。

試合開始、 筑陽はいつもと同じ布陣。平山に対しても特にマークを付けずゾーンでの受け渡し、、これはおもしろい試合になるな、、特に前半0-0で筑陽が持ちこたえたら、、。と思いました。
筑陽学園・吉浦茂和監督はきっと、ここまで来た筑陽のスタイルで正面からぶっかろう。そんな事を選手に話しながら決勝に臨んだのではないでしょうか。

それでも国見は筑陽学園・吉浦茂和監督が想像をしていた以上に強かった、、私の想像も上回っていました。

特に後半の国見の戦い方は凄かった。
0-1でリードした折り返し、横パスなしでの縦パスの連続、それを拾える前線の選手達、、、コースを切って、でどころに一瞬迷うと3人でボールを奪いに行く判断力と鍛えられたフィジカル。


そして、
3-0とリードし、4-0残り15分となっても交代選手を使わず戦い抜く姿勢、、、。(私だったら、、つい3年生を入れてあげたい心情が、、)
後半開始からサブの選手はピッチサイドでダッシュの繰り返しを試合終了3分前までやっていました。おそらくアクシデントの時にすぐに入る準備なのでしょうが、凄いの一言です。
Jリーグはもとより、こんなことしているチームみたことありません。

兵藤、平山、特に兵藤のサイドでのチャンスメークが光った決勝ではありましたが

GK関の好守はもちろん、益永康介、坂上翔らの中盤のルーズボールに対する判断力が国見の強さと感じました。とにかく良く鍛えられていて、組織力の完成に近いものを感じました。


私は築陽のサッカーが好きですが、、。
(厳密に言うと静学のつなぐサッカーが楽しいしやりたい)


第82回全国高校選手権
決勝

筑陽学園 0−6 国見
(福岡) 0−1 (長崎)

0−5

▽得点者 【筑】
  【国】川口、平山2、渡邉2、益永

優勝回数/帝京(東京)と並ぶ戦後最多の6度
決勝での6点差は、第26回大会(広島高師付中7−1尼崎中)と並ぶ最大得点差。国見は昨夏の全国高校総体との2冠を達成

平山/今大会通算9得点初の2大会連続得点王
大会通算得点も17得点歴代1位

さてさて、来年の正月はどんなチームが国立の舞台に立つているのでしょうか。
私の教え子達でこの舞台に立つ子はいるのでしょうか。


四日市中央工業が初出場で帝京に大敗し、その後、名門になったように、築陽の次の出場した時の戦い方にも注目しています。




うつむくなよ〜振り向くなよ〜。


君は〜うつ〜く〜しい。


戦いに〜〜破れ〜て〜も-----〜。



14:07分決勝スタート



前半12分、MF川口の素晴らしい1点目が決まる。




おまえら〜。この舞台に立てよ〜。


おまえら〜。この舞台に立てよ〜。ってこいつらにも言ったら
お父さんも立てるじゃん。って、、、言われました。
意味が分っていないようです。


それにしても国見の波状攻撃は凄かった。



6-0の決勝戦ではあったが、楽しめました。
築陽の選手に拍手を送りたい。



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