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トヨタカップ(世界クラブ選手権)1999年11月30日東京 国立競技場 19時10分キックオフ

マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)VS パルメイラス(ブラジル)

1 マンチェスター・ユナイテッド (イングランド)

0 パルメイラス (ブラジル)

(前半:1-0、観衆:53,372人) キーマン(35分)

 

第1回からすべて観戦しているトヨタカップですが、今回は息子2を連れて男3人で観戦しました。思えば第1回目のノッテインガムフォレストとナシオナルモンテビディオの試合は私はまだ高校生でした。あれから20年たった現在もこの大会を観戦できることに喜びを感じます。それにしても当時はプログラムが500円で、試合開始まえに全て完売だったことが印象的です。それだけ主催者側も予想してなかった観客数だったんですね。

世界で最も人気のあるマンチェスター・ユナイテッドと世界最大のサッカー王国ブラジルを代表するパルメイラスの対決でしたが、ライアン・ギッグスの左からのクロスをGKマルコスの判断ミスで決まってしまいました。それ以外はミスもなくまさにこのレベルでは1っのミスが勝者を決めるということを改めて感じさせられました。

もう一つのポイントはマンチェスターGKボスニッチがアレックスが小さく浮かせたボールを防いだところからではないでしょうか。この場面を切り抜けたことでGKボスニッチの調子が上がった様に思えます。よってマンチェスター勝利最大の貢献者はボスニッチだと私は思うのですが。もちろんMVPもボスニッチだと思っていました。これで“世界一”と言われたシュマイケルの後釜のボスニッチはマンチェスター今季の弱点のひとつと見られていましたが、この日の大舞台での素晴らしい守りで、ひとつ上のステップに上がった様に思えます。

また、中盤で交わすダイレクトパスのコース、強さ、キープのパスから突破のパスへの移り方などは、凄かったです。国内リーグも、欧州チャンピオンズ・リーグも必ずしも楽でないユナイテッドが、FAカップを欠場するという大きな代償を払ってやってきたトヨタカップで勝利と栄誉、イングランドのチームとして初のトロフィー獲得に加えてゴールキーパーの安定という収穫があり、パスワークと外で突破できるプレーヤーのいる強み・・この日のトヨタカップはサッカーの基本を積み重ねを再認識させられました。来年も楽しみです。

 

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